「子育てに疲れた・・・」
このセリフ、子どもを産み育てている方なら誰しも一度は口にしたいと思ったはずです。でも、口にすることはタブーとされている気がして、吐き出すことができないままストレスが溜まる一方…そんな生活をしていませんか?
今回は、この育児疲れを少しでも解消するために試していただきたい「育児疲れ解消法」を5つお伝えしていきます。簡単なものからぜひお試しください!
では、はじめていきましょう。
育児疲れの原因を確認して!
解消法を探る前に、まずは”どうして子育てに疲れてしまうのか”という点を抑えておく必要があります。なんとなく(毎日がしんどい)と思っている方は、その原因を把握しておくと対処がしやすいのではないのでしょうか。
育児疲れの原因については、こちらの記事も参考にしてください。
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育児に疲れた…イライラが止まらない「育児疲れ」5つの原因とは?
「子どもを産んでから、どうしてこんなにイライラしているんだろう…?」 赤ちゃんが誕生して喜びも束の間、終わりのない日々のお世話に身体もココロも参ってしまう。そんな毎日を過ごしてはいませんか? 子育てっ ...
原因が分かったら、いよいよ解消法へと進んでみましょう。
【育児疲れ解消法1】睡眠時間の確保
卒乳を早めてみる
授乳中のママにとって、この「睡眠不足との戦い」は想像を絶するものです。3時間おきに赤ちゃんに起こされてしまうため、ほぼ熟睡はできません。睡眠が足りないと慢性的に疲れた状態になり、ストレスの原因になってしまいます。
私は母乳育児にこだわっていたため、まだ思うように母乳が出ない間は特にほとんど眠れない日々を過ごしていました。子どものためには「母乳第一」と思い込んでいたんです。
もちろんそれは一理ありますし、スキンシップという面でも推奨されています。でも、「絶対」ではないんですよね。
ママがストレスを抱えてまで母乳にこだわるより、少しでもリラックスしてゆとりある育児をする方が、赤ちゃんの精神にも良い影響を与えるのではないかと。私は、途中からそう思うようになりました。
私は子どもが1歳程度で断乳しましたが、周囲はもう少し長めに続けていました。なかなかやめられず、長い間睡眠不足に悩まされていた友人もいます。
母乳に関しては人それぞれの考えがあると思いますが、特に睡眠不足で悩んでいる場合は一度冷静にどうするべきかを考えてみるのもいいのではないかと思います。
昼寝をする
これが、一番手っ取り早い睡眠不足解消法でしょう。子どもが寝ている間に一緒になって眠ってしまう、それだけです。
短い時間の睡眠でも、意外に疲労回復には効果があるんですよ。…昔、勉強に励んでいた頃を思い出してみてください。1時間だけでも休憩してから取り組んだ方が頭がスッキリしませんでしたか?
そうは言っても、この短い時間の睡眠は人によってベストな長さが違うと思います。1時間より30分の方が目覚めがスッキリする場合もありますよね。
ご自分に合った「昼寝時間」を見つけてみてください。
【育児疲れ解消法2】住環境を見直す
育児に疲れる理由に、片付けが進まないというのもあります。子どもがまだ本当に小さいうちはいいのですが、つかまり立ちをして歩くようになってくると、どんどん物が散らかるように。
私は片付けが苦手で物を増やしてしまう傾向にあるのですが、それでも片付いていない部屋にいるとストレスが溜まります。
そこで、まずはリビングと寝室の住環境を整えようと決めました。子どもがいる空間はほぼこの2つなので、ここだけ抑えればOKとしてしまったんです(苦笑)
私が行ったことは、
○この2部屋からとにかく物をなくす
○床に物を置かない
○片づけられないものは一旦「一時避難ボックス」に入れる
この程度です。片付けというより、子どもが触らない工夫をしただけのような…そこはお許しください(笑)
子どもが触れてほしくないものは置かない。おもちゃは必要以上に増やさない(多い場合は、今遊ぶ物だけを手元に置いておく)。これをするだけで、怒る回数がグッと減りました。
これは「猫を追うより皿を引け」ということですね。子どもを叱らなくて済むように、こちらがさっさと対策をする方が賢明です。
【育児疲れ解消法3】家事は程々にしてみる
几帳面な方には難しいかもしれませんが、育児が大変なときはまず「やらなければならないこと」を減らす必要があります。(あれもこれもやらなきゃ)といつも追われて生活していると、思い通りにいかなくなった時に相当なストレスを感じますよね。
そのためには、少々の手抜きも必要だと思います。私は、育児を言い訳に結構な手抜きをしてしまいました(苦笑)
掃除機がけを楽にするために、コードレスの掃除機を購入して気になる所だけ掃除するようにしたり。洗濯は夜に変えてみたり。夕飯は汁物にたくさん野菜などを入れて、その分品数を減らすこともよくありました。
これについては、ご主人の理解も必要です。育児ストレスってなかなか理解してもらえないこともあるようなので、一度ご主人と話し合ってみるといいですね。
家事を程々にすることをあらかじめ伝えておいたり、また多少の家事分担を決めることも大切と思います。我が家、休日のシェフは主人です。
「家事に不参加なら、文句は言わないで。」
それくらいの気持ちでいないと、子どもと夫との板挟みでさらに疲れてしまうことになりかねません。母は強くなりましょう!
【育児疲れ解消法4】一人時間を確保する
育児中、母親に自由を与えられることはほとんどありません。子どものお世話も家事も、休日はありませんよね。
私の近所には義母が住んでいます。何かあればいつでも子どもを預けることができたにも関わらず、私はほぼ一人で大変な時期を乗り越えてしまいました。
(私が全部やらなきゃいけない、そうすべきなんだ)という妙な責任感がそうさせてしまったのです。
これが良かったのかは別にして、私があの頃の育児を振り返って思うのは、少しでも「自分一人になる時間」を作っていたらストレスを回避できたのかもしれないということです。
これは難しいようですが、よく考えたらできないことではありませんでした。先程の義母を頼ってもいいですし、主人の休日に1時間だけ子どもを預けることぐらいできたはずです。
一人になる、これが大切です。
当時私は、そんなことを考えると育児放棄になると思い込んでいました。でも、自分を追い込んでストレスを溜めることは母子共に悪影響しかもたらさないんですよね。
子どもから離れて少し距離を置いてみると、子どもを客観的に見つめることができます。すると、自分と子どもは別人格だと再確認して冷静になることができ、イライラした気持ちを鎮められます。
どこかでリセットしながら、また新しい気持ちで子どもに接することができれば、子どもの泣き声も愛しく感じられたはずです。
もちろん、皆さんが簡単に子どもを預けられる環境ではないと思います。そういう時は、お近くのファミリーサポートセンターなどを利用するのもいいのではないでしょうか。
自分の時間は自分自身が作り出す、そうするより他に誰も与えてはくれません。家族のためにも、ママの一人時間を確保することは大切だと思います。
【育児疲れ解消法5】自分にご褒美を
親になって変わったことの一つに、自分にお金をかけなくなったというのがあります。もちろん子どものためにお金を使うことが惜しい訳ではありません。
私は(自分に買うぐらいなら子どもに)という気持ちが先に立つため、どうしても自分にまでお金が回らないのが現実でした。それに対して不満もなかったのですが、好きなものや少しの贅沢品は気持ちを前向きにしてくれるという効果があるのも事実です。
プチ贅沢、ぜひしてみてください。コンビニで、少し高いお菓子を買ったり。我慢していたオシャレなカップを買って、お気に入りのお茶を飲んだり。そうやって心が躍る瞬間を味わうことで、一時ストレスを忘れることができます。
私はアロマが好きなので、新しいオイルを買って芳香浴をしながらマッサージをすることがご褒美でした。多少の現実逃避は、育児疲れ解消の有効手段です。
いつもこんなに頑張っている自分を、しっかりと可愛がってあげましょう。
育児ストレスはいつまでも続かない!
この本当に大変な毎日がいつまで続くのかと不安になりますが、子どもがある程度「自分のことは自分で」できるようになると、次第にこれほどまでのストレスは収束していきます。我が家は子どもが幼稚園に入る頃になると、とても楽になりました。
育児に疲れるというのは、ママ一人が背負うものが大きすぎてストレスが溜まるというのが一番の理由です。一人で抱え込まないで、うまく周りを巻き込みながら子育てをしていきましょう。
そして、時には思い切り吐き出すことも必要です。親兄弟や友人、信頼できる人に状況を聞いてもらうだけでなんだかスッキリして子どもにも優しくなれます。
今の時期にしか味わえない「ちっちゃくてかわいい子どもの親」という立場を、後悔のないよう存分に楽しんでください。写真もビデオも、たくさん撮ってあげてくださいね!
頑張りすぎない育児を、一緒にしていきましょう。
~最後までお読みいただき、ありがとうございました♡