2歳2語文ってご存知ですか?子どもは2歳になると、「ママ すき」「まんま おいしい」など2つの言葉を組み合わせて使うことができるようになるという意味ですね。
私は、この「2歳2語文」という目安にどれだけ心を揺さぶられたのかわかりません。…ご想像の通り、私の長女も言葉がなかなか出ない子どもでした。
今回は、そんな「2歳になってもしゃべらない原因」を一緒に考えたいと思います。
では、はじめていきましょう。
2歳になってもしゃべらない原因
子どもの発達に異常を感じていない方は、発達の水準を調べることも少ないのだろうと思います。でも、私はたくさんのことを調べました。それは、長女の発達が何かとゆっくりだったからです。
特に、言葉の発達については相当悩んで調べた記憶があります。お友達の同じ月例の子はもう二語文が出始めているのに、うちの子なんて「ママ」すら怪しい。比較してはいけないと分かっていても焦りますよね。
2歳になってもしゃべらないのは何故なのか。ここからは、私の体験を踏まえ「7つのポイント」に分けてお伝えしていきたいと思います。
1.子どもの「おしゃべりスイッチ」が入っていない
まず考えられるのが、子どもが(おしゃべりをしたい)という気持ちになっていないということです。今はまだその時ではないと子ども自身が思っていたら、どれだけ親がおしゃべりを促したところで話すわけがありません。
特に子どもの性格がマイペースな場合、こうなることもあるようです。うちの長女は典型的なマイペース。それもあってか、なかなか話そうという気持ちになってはくれませんでした。
2.言葉のインプットが足りない
これは英語学習などと同様で、まずは大量に言葉をインプットした後にアウトプットが始まるというものです。私は絵本から言葉を伝えたかったのですが、長女は絵本の読み聞かせにもなかなか応じてくれず、こちらも最後には諦めてしまいました。
また我が家は核家族だったため、私が話す相手は日中子どもだけ。この環境では言葉を聞く機会も少なくなります。一人遊びが好きだった長女に対して、なんとなく話しかけることが少なくなっていたのも事実です。
3.アウトプットが苦手
これは、今の長女を見て気付いたことです。長女は小学生ですが、今でも言葉のアウトプットが少々苦手。思っていることをスラスラと言葉にするのは難しいようです。
また、長女の性格が臆病だというのも影響しています。(おかしなことを言いたくない)という気持ちからか、言葉を口にするのをためらう傾向があるんです。
このように、もともとアウトプットが苦手な子どもだっています。すると、頭の中で思い描いている言葉を好き勝手に口に出せないでいることもあるんです。
4.コミュニケーションの取り方が分からない
普段母親と2人きりの生活をしていると、子どもが人と関わる機会も少なくなります。特に母親が精神的に塞ぎ込んでいる状況にある場合、子どもとの会話自体が少なくてもおかしくありません。
そうすると、子どもはコミュニケーションの取り方を学ぶことができなくなります。やり方の分からないことをやらせようとしても、できるはずかありません。
5.しゃべらなくても困らない状況
これは、特に母親がしっかりしていてなんでも先回りしてやってしまう場合や、上の兄弟が積極的に関わって手助けをしてくれる時に起こりやすくなります。
子どもがしゃべらなくても何でも手に入り、どんなことも思い通りにやってもらえるとしたらどうでしょう。考えているだけで十分ですよね。困っていないのですから!
6.発達障害の可能性もゼロではない
この時期にしゃべらないということは、定型の発達とは異なることにはなってきます。もちろん個人差の大きい問題ですが、自閉症などの発達障害が原因で言葉が出ない可能性もゼロではありません。
この時期は「グレーゾーン」と言って障害があるかもしれないし、ないかもしれないという状況だと言われることがあります。うちの長女もそうでした。まだ、はっきりと診断がつかないということですね。
もちろん、そうであっても違っていたとしても、言葉の発達を促すことは大切です。子どもに(いつかは自立してほしい)と願っているのは親として当然のことで、そのためには言葉のコミュニケーションが必要になるからです。
障害のことを考えて思い悩む気持ちは痛いほど分かります。私もネットで調べては落ち込み、眠れない日々を過ごした一人です。ただ、障害の可能性ばかりに気を取られて悲観するより、(今この子にしてあげられることは何か?)を考えて精一杯取り組むことの方が大切なんですよね。
子どもは、毎日成長していきます。昨日より今日、一つでも何かを吸収できる環境づくりができれば、それだけで満点ではないでしょうか。
7.耳や口のトラブルが隠れているのかも
子どもに中耳炎が多いという話は有名ですが、私は(まさかうちの子が)という気持ちでいたような気がします。中耳炎って、プールに入るなど水関係の場所に行くことでかかる病気だと思っていたんです。
でも、先日何年かぶりに長女を耳鼻科に連れて行ったとき。風邪かと思っていたら「中耳炎です」という診断を下されました。子どもは、風邪をひくと中耳炎になりやすいらしく、それで耳が聞こえていないこともあるようです。
もしかしたら、今まで何度か中耳炎を放置していたのかもしれません…。聞こえないということは、発語の遅れにも影響する可能性があります。
実際、私の甥っ子は長らく中耳炎で片耳が聞こえない状況だったと言っていました。このように、気付かないところで子どもが身体にトラブルを抱えていることもあるんですよね。
また、口のトラブルで発音が上手くできないため、話すことを嫌がるケースもあるそうです。こういったことは素人では判断できない問題なので、気になる場合は早めに受診してみることをおすすめします。
2歳でしゃべれない…そこだけをクローズアップしないで!
いかかでしたか?2歳でしゃべらない原因のいくつかが、あなたのお子さんにも当てはまっていたのではないでしょうか。
でも、しゃべらないということだけをクローズアップして、「障害があるのか、否か」という問題に毎日とらわれて生活することは本当におすすめできません。
それは、そう悩んでいる間に親が子どもの成長の機会を奪ってしまうからです。私も数カ月間このことを考えるあまり、長女に対しての扱いがおろそかになっていました。この間にしてあげられることは山ほどあったはずなのに。
どうか、悲観するより前向きになってお子さんと【今できること】に取り組んでみてください。そして、あなたのお子さんにしかない、素敵な個性を伸ばしてあげて下さい。
また、言葉の発達を促す方法についてはこちらの記事を参考にしてください。
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どんな子どもでも、自分の子が一番可愛い!その気持ちさえあれば、いつかしゃべってくれた時の感動は本当に大きいですよ。…一緒にその時を待ちましょう。
~最後までお読みいただき、ありがとうございました♡