幼児期 発達

2歳になってもしゃべらない…そんな時に試してほしい【対処法5選】

2歳を過ぎると、子どもは少しずつ簡単な「会話」ができるようになると言われています。…というのは一般的な話で、私の長女はそのようにいきませんでした。この頃になっても、「ママ」すら怪しいほど言葉が出なかったのです。もちろん、親としては焦りますよね。

我が子は、2歳になっても二語文が上手く出なかったため、私もドキドキしていました。

そこで、いろいろと調べた結果【5つの方法】を中心に言葉の発達を促しました(小学生になった現在は、ほとんど周囲と変わらない語彙力に成長しています)。一体、どんなことを試したのでしょうか?

では、はじめていきましょう。

2歳になってもしゃべらないのはダメなの?

まず、言葉の発達には本当に「個人差がある」ということをお伝えしたいと思います。性格や個性と同じように、皆が揃って同じように成長するとは限りません。うちの長女は2歳を過ぎてからの発語でした。

検診では、障害の早期発見のために少しでも遅れがあるとしきりに「相談を」と持ち掛けられます。でも、それ自体が親にとっては相当なストレスになり、思い悩んでしまうことも多くなりますよね。私も家族も、大丈夫だと信じていながら2歳になってもしゃべらないことを本当に心配しました。

ただ、言葉の遅れがあるということはもちろん発達障害の可能性もゼロではありません。親の私たちが直感的にどうしても気になる場合は、早めに専門家への相談をおすすめします。早期から療育を受けることは、とても大切になるようです。

また、2歳になってもしゃべらない原因についてはこちらの記事を参考にしてください。

2歳になってもしゃべらない…その原因を7つのポイントで解説!

2歳2語文ってご存知ですか?子どもは2歳になると、「ママ すき」「まんま おいしい」など2つの言葉を組み合わせて使うことができるようになるという意味ですね。 私は、この「2歳2語文」という目安にどれだ ...

障害の有無に関わらず、発語を促すために家庭でできることはたくさんあります。ここからは、当たり前のようで私ができていなかった【発語の促し方】を順にお伝えしていきます。

対処法1:たくさん話しかける

言葉の発達は、インプット→アウトプットという順に促されます。私自身、結構考え事をしてしまうことが多いタイプなので、思っている以上に子どもに対して話しかけていないという現実を知りました。

これが、言葉の発達に一番必要なことだったんですよね。うちの場合は、話しかけても長女の反応が悪いため言葉をかけること自体を諦めていました。でも、それではいつまでたってもインプットの量が足りないままになってしまいます。

そこで実践したのが、長女の「実況中継」です。子どもの行っていることや気持ちを、言葉に置き換えてみるんです

「あ、お人形さんで遊ぶんだ。そのリンゴを食べさせるの?おいしいって言ってくれてるね。」
「どのお菓子にする?クッキーが食べたいんだね。でもおせんべいもおいしそうだね。」

こうすることで、長女に言葉をかける機会が自然と増えました。また、癇癪を起こしたときなども気持ちを代弁してあげることで少しずつ立ち直りが早くなりました。

簡単なので、ぜひやってみてください。

対処法2:テレビやスマホを見せすぎない

出典:weheartit

出典:weheartit

現代は「スマホ育児」という言葉があるくらい、スマホやテレビなどのメディアに頼った育児をすることが増えています。私も、その一人でした。長女が喜んでいるということを理由に、録画した幼児番組を見せ続けていたんです。

もちろん後ろめたい気持ちもありましたが、長女が夢中になって見てくれている間は私にも時間ができます。家事などを集中して済ませたい時などは、ついテレビをつけてしまいました。

でも、スマホもテレビも「一方通行」のコミュニケーションです。そこに会話もなければ、相互のやり取りも生まれません。何より、子どもが言葉を発する機会がないんです。

そんな生活を続けていると、言葉の「インプット」は増えるかもしれませんがそれを「アウトプット」することが苦手になります。苦手なことを自発的にやろうとしないのは、当然のことですよね。

私は長女を通わせた幼児教室の先生にこれを見抜かれ、「テレビ禁止」と言われてしまいました。「ただ見ているだけの時間は、脳が止まってしまうからやめておいてください」という理由と共に。

これ以降、一旦テレビを見せるのをやめました。はじめはどうなることかと心配しましたが、長女は思ったよりテレビに固執しないで他の遊びをするようになりました。

長女のそんな姿を見て、テレビやスマホは「親の都合」で利用していただけであって彼女が欲していたわけではなかったことが分かり、反省しました

もちろん、幼児番組などの内容はとても素晴らしいですし、そこから子どもが学べることも多いと思います。そこで、私はある程度長女が会話できるようになってきたら、テレビは一緒に見ることにしました。会話をしながら見るんです。

こうして、一方通行のコミュニケーションを断つことで発語も増えてきました。

対処法3:無理やり教え込まない

私は長女の発語が遅かったため、カードや図鑑を購入しては強引に言葉を教えてしまいました。

「これはリンゴだよ。り・ん・ご。言ってみて!」

いくらそう伝えても、長女はカードすら見ようとしませんでした。冷静に考えたら、それは当然のことです。誰だって、無理やりやらされることに興味を持つはずがありません

また、ちょっと言葉が出始めた時についやってしまったのが「言い間違いを訂正する」ことです。正しい言葉を覚えてほしいという思いからでしたが、そんなことをされては子どもが言葉を発すること自体イヤになっても仕方がありませんよね

親の私がもう少し楽に構えて、生活の中にある物から言葉遊びをするような感覚で自然に教えていくのが大切だと知りました。

対処法4:能の発達を促す遊びを取り入れる

これは後に次女と比べて納得したことですが、長女は圧倒的に指先の力が足りませんでした。小さいものをつまんだり、シールを剥がすことも苦手。何かとこちらが手を貸してしまったことがいけなかったのだと思います(次女は得意で、言葉の発達も早かったです)。

こちらも、幼児教室の先生に指摘されました。「指先の発達は脳の発達に大きく影響するので、指先を使う遊びをどんどんしてください」といただいた言葉に従い、とにかく指先を使う遊びを考えました。

まずは、洗濯バサミを使って遊んでみました。もちろん、長女は洗濯バサミを上手く使えません。そこではじめは一緒に握り、開いて閉じる感覚を教えました。それから洗濯バサミを紙に挟んで動物を作ったり、家を作ったり。少しずつ慣れていくと、次第に自分でもできるようになりました。

そうなってきたら、今度は遊びの延長で洗濯のお手伝いをさせてみました。うまく挟めると嬉しいようで、毎日一緒にやっていくうちに指先の力もついてきたんです。

それ以外にもおはじきを使って皿から皿へ移動させる競争をしたり、絵本のページをめくってもらったり。外遊びでは、鉄棒も握らせました。また、意識的に指先を使わせることは、その後文字を書くための筆圧にも影響してきます。しっかりとした、力強い文字を書けるようになるんですよね。

指先の発達を促す遊び、ぜひ取り入れてみてください。

対処法5:子どもの集団に入れる

出典:weheartit

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長女が産まれて今までより外出をすることが面倒になった私は、あまり外に出ようとしませんでした。そのため、長女がお友達と遊ぶ機会も少なく、私と2人きりの時間を過ごすことが多くなってしまいました。

でも、ある本に「子どもは子どもから多くを学ぶ」と書いてあるのを発見!それからの私は、子どもの多くいる支援センターや公園に積極的に連れて行くようになりました。

考えてみれば、次女など下の子はお手本となる子どもがいつも身近にいる状況です。見て、真似て、どんどん吸収することで多くを学んでいるんですよね。

「貸して、いいよ」のやり取りや、ちょっとした喧嘩からも言葉を学ぶことができます。(親が何でも教えればいい)と思っていた私にとっては、少々驚きの学習法でした。

いつかは話してくれる!その時を待っていてあげよう

2歳になってもしゃべらない現実を、今すぐに変えることは難しいでしょう。でもうちの長女が話せるようになったのと同じく、あなたのお子さんもいつかは話し始める時がやってきます。今はもどかしい気持ちで一杯だと思いますが、その日が来るのをじっと待っていてあげて下さい。

親が焦っても、また悲観的になっても子どもは自分のペースでしか進めてはくれません。初めての言葉を想像しながら、今できることを精一杯取り組むだけで十分だと思います。

…初めての言葉は、「ママ」でありますように!

~最後までお読みいただき、ありがとうございました♡

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